高校受験と息子

高校受験なんてまだまだ先の話だと思っていたら、我が家の長男もあっという間に中3になってしまった。有名進学校を狙えるくらいの成績だとか、スポーツ推薦を受けられるくらいの運動神経の持ち主だとかいうことはない彼だが、本人としては一体どんな進学先を考えているのだろうか。

高校受験なんて、すでに20年以上も前になる自分自身のそれ以来の関わりになるわけだ。その頃とは内容やら条件やらはもちろん変わっているだろうし、第一、私も夫も他県の出身だからこの辺りの高校の事情というものがまるでわからない。ただ、のんびり屋で人生風まかせなところのある息子のことを考えると、やっぱり親もがんばらなくちゃいけないのかな、という気がしてすでに一人でそわそわし始めているのだ。

高校受験について、試しに息子に探りを入れてみると、案の定「まだまだ先の話でしょ」というのんきな答えが返ってきた。目下、彼の毎日は中学入学から続けてきたテニス部の最後の大会のためにあるので、受験どころか日々の授業ですらかなりおろそかになっているようである。それならそれで、テニスで高校に入れるくらいの実力があればなんの心配もないのだが、悲しいかな、そう上手い話があるわけもない。

高校受験についてなにも考えていないのは問題かもしれないが、とりあえず3年間部活に打ち込めたことは彼にとって良い経験になったと思う。あとは最後の大会で燃え尽きて、急に無気力になったりしなければいいけれど。親の勝手な言い分だが、次は進学先の高校でテニスをすることを励みに受験勉強に向かってくれれば言うことなしなのだが・・・

「高校受験の説明会があるんだってさ。」と一枚の紙をひらひらさせながら息子が言う。親子合同で受験に関するあれこれを聞く集会が学校であるらしい。今のところ学習塾にすら通っていない我が家には、受験の基本を知るために非常にありがたい。「受験なんて、なんか気が早くない?」などととぼけたことを言っている息子を見ていると、受けるのは本人とはいえ、やっぱり私もそれなりの心構えを持って情報を集めたりしなくちゃいけないのかな・・・という気分になってきた。